昨日はへとへとに疲れて晩ごはんを食べて『地球にちりばめられて』2周目を読みながらほぼ寝てしまったので諸々諦めて早めの就寝をした。
昨日日中の空き時間にKindle Unlimitedで東畑開人の『野の医者は笑う』を少し読んだ。夜ベッドに入ってからも少し読んだ。前にも書いたような気がするけど、『居るのはつらいよ』は出版されて割とすぐに楽しんで読んだんだけど、それ以降は敬遠してきていた。これは私にしばしば起こる現象で勝手にスカしたやつだという印象を形成してしまったことが原因。たとえば村上春樹の小説の主人公みたいな感じが苦手なんだけど、現実にいたらコロッといってしまうのかもしれない。おしゃれすぎる感じ? 白金高輪にオフィス、みたいな。それでちょっと前に東畑開人についても村上春樹についても宗旨替えするきっかけがあったので、どれから読もうかなって思っていたところではあった。結果的に、めちゃくちゃ面白いじゃないか。それでも結晶化したスカした印象がまだ溶けきらずに、おどけた文章を読んで笑っていてもちょっぴりムカついてしまう。まだ30%くらいしか読んでいないので、読み終わる頃には仲良くなっていたいな。
気鋭の心理学者にしてカウンセラーは、精神科クリニックを辞め、学界を揺るがすこと必至のフィールドワークを開始。沖縄で人々の心を癒やし続ける謎のヒーラー達を取材しながら自ら治療を受け、臨床心理学を相対化しようと試みた。「野の精神医療」と学問の狭間で辿り着いた驚愕の発見とは? 涙と笑いの学術エンタテインメント。(Amazonの商品ページより引用)