読書とカフェの日々

読書感想文と日記

「羊男のクリスマス」を読んだ感想

本日の読書。

「羊男のクリスマス」 村上春樹佐々木マキ講談社文庫)

 

羊男は羊衣装という着ぐるみみたいな服を着ている男である。それを脱げば羊男でなくなる選択ができるのかもしれない。羊男になるためには羊男学校に通わなければならないそうだ。

よくわからないけど、村上春樹作品には、羊三部作とか四部作とか呼ばれている作品があるようなので、それを読めば羊男について何か分かるのでしょうか。

あらすじとかは省略するとして、この絵本には声に出して読むと楽しいんではないかというセリフがたくさんあった。絵本を読む機会がないので断定的なことはいえないのだけど、おそらく絵本ではあんまり登場しないであろう割と辛辣なコメントや突然の裏切りとか納得できない不条理(羊男は労働も搾取されている)みたいなものがヘンテコな世界にスパイスをきかせているのではないかと思う。 

世界ってよくわからないけど、よくわかないモノでも好きになることはできる。