読書とカフェの日々

読書感想文と日記

7月19日:金曜日だっ!

どんとこい週末。今日のお仕事はなかなか忙しかった。週末は定時で帰りたいんだけど、居残り回避できず。だいぶ疲れて本も読めず呆然。残念なこと心配なこともあったけどひとりではどうすることもできないので来週またがんばろう。

なかなか進まない読書だけど、新書の方は読み終わりそうなので、ちょっと読み終わってから続きを書こうかな。はい読了。

なかなか面白かった。ダーク・トライアドマキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズム)+サディズムでダーク・テトラッド、それ+スパイトでダーク・ペンタッドという。たくさんのダークな性格!個人的には過敏型のナルシシズム(自称H○Pの方々を思い浮かべてしまった)とスパイトが一番やだな。最後まで読んでもこの本のピークは「虫殺しパラダイムだった(前回の日記を参照)。もっと身近にある怖い事例などがあっても楽しかったに違いないけど、割と真面目に学術していた(遺伝のところは一般的な遺伝と環境の説明率などを浅く記述してあるにすぎないのでもうひとつダークさに特化した話題が欲しかったところ)。それでもまずまず満足のいく読書ができて嬉しい。

明日は友人と近所でランチ&アイス。家に呼んでも大丈夫なように少し片付けと掃除もした。

7月17日:三連休は儚い

三連休は儚かった。仕事復帰です。
三連休中で家にいる時間はほぼ積読読みながらメモ書いたりして過ごしていたので三日目には首がおかしなことになった。無茶しちゃだめよ。でも冒頭だけでもだいぶ雰囲気が掴めてよかった。積読消化以外では初日はあんまり気分体調優れずに4時ごろからお散歩に出たくらい。

二日目に道立近代美術館鳥獣戯画展を観に行ったんだけど、1期(甲巻)の前半のラストでめちゃ混んでで入場制限2時間待ち。同時開催の近美コレクション観て時間潰して、鳥獣戯画に入ってもすごく並んでずっと立ってたから脚がばきばきに疲れた。実物を全部見ようと思ったら、6回行かないといけない重課金イベントなんだけど、もういいかな。巻物に大量に押してある高山寺スタンプが欲しい。ノートに押しまくりたい。これ僕のっ! 帰り道の本屋で気になっていた岡田悠の『はこんでころぶ』(ZINE)を購入した。これめちゃめちゃおもしろかったよ。近くでZINEが手に入るお店があったら探してみてほしい。二十代で免許を取得後、たったの2回しか運転せずに免許を完全失効した著者が三十五歳で人生二度目の教習所通いをする。免許取得前(教習所入学前)に既に車は買ってしまった。果たして納車までに免許は取れるのか?

三日目はひとりで市内はずれのTSUTAYAコーチャンフォーいって札駅まで戻ってぶらぶら。TSUTAYAで新書『「性格が悪い」とはどういうことかーダークサイドの心理学』を購入。タイトルがそそります。ダーク・トライアドが強くなってダーク・ペンタッドまであるんや!たくさんのダーク側面!わくわく!ダンゴムシ潰すとかは無理だけど(サディズムを測定する心理尺度に回答後、「ダンゴムシを殺す」「ダンゴムシを殺すのを手伝う」「汚れたトイレを掃除する」「氷水の冷たさに耐える」の4つの仕事のうち、どれかを選ぶように求めるイヤーな実験)、こういうの読む分にはドキドキして好きです。通勤時にちょっと読んで今60ページくらい。コーチャンフォーでは積読読んで疲れたのもあってそんなに買うものないかなと思ってそこまで長居できなかったけど結局ガルシア・マルケス百年の孤独を買ってしまう。だって、3刷までスピンが金色だって云うから・・・! 多少は積んでしまうと思うのでブームには乗れない。それは諦めよう。積読消化で『蹴りたい背中』が冒頭引き込まれてすぐ読めそうだったので、同時受賞の金原ひとみの『蛇にピアスも購入。それぞれについて新潮と集英社の特典、しおりとクリップみたいなものをもらえた。やったね。

今週はあと2回出勤すればまた週末という素晴らしい1週間だ。生きる喜び。

積読紹介③首が限界

積読紹介の第三弾です。

ルール①目次を除いて最低5ページ読むこと。
ルール②続きが気になっても30分以上読まないこと。
ルール③読んだところまでの感想などをひとこと。(できるだけ読みながら30分の間に書いていくこと)

一冊目 上田勝久『心的交流の起こる場所』

以前に著者の先生とたまたま接する機会があって購入したけど積まれたままになっていた。この先生は面白くて優しそうで学生にも人気がありそうだった。本書のテーマは心理療法における行き詰まりと治療機序。事例から普遍を抽出する、具体から抽象を描き出し、また別の事例へと引き渡されていく。

本書はひとりの心理療法家として生きる私という人間が、精神分析的な知をその範疇の中でどのように活用し、それが臨床実践にどのように影響してきたのかを紹介する書物である。(序章より引用)

序章の終わり、19ページまで読んだ。

二冊目 E・キューブラー・ロス『死ぬ瞬間 死とその過程について』

死=人生の最終段階と、それにともなう不安・恐怖・希望、死に至る人間の心の動きについて記述された精神医学・心理学の古典。著者が実際の臨床や研究・教育の機会に関わってきた瀕死の患者たちから学んだことに基づいて書かれているようだ。著者の願いは、〈この本を読んだ人が、「望みのない」病人から尻込みすることなく、彼らに近づき、彼らが人生の最後の時間を過ごす手伝いができるようになることである。〉
死に伴う嘆き・恥・罪悪感は普遍的で、死は今なお恐ろしい出来事であるが、避けられない。どのように送り、どのように迎えるか。20ページまで読んだ 

三冊目 竹田信弥+田中佳祐『読書会の教室ー本がつなげる新たな出会い 参加・開催・運営の方法』

読書会、いつか自分で主催してみたいと思っている。いつかできるかなあ。そんな気持ちで手に取って積んでいた。表紙のそでに、〈読書会に興味をもつ人のための決定版ガイドブック。参加・開催・運営に関する実践的なノウハウに加えて、有名読書会の主催者へのインタビュー、実際の読書会の様子を書き起こしたドキュメント、読書の達人との座談会など、読書会の楽しみ方を全方位的にガイドします。〉とあり、「はじめに」でも本書で扱っている話題をだいたい紹介してくれている。読みたいことばかりだ。わくわくして本文へ進む。内容はとても具体的なレベルのことが書かれているので読み物としてすごく読みやすい。料理のレシピ本のように読めるというか。39ページまで読んだ。

四冊目 草薙龍瞬『心の出家 変わらぬ日常をもっとラクに生きたいあなたへ』

心の荷物を降ろす方法は”心の出家“だった!本書では、著者の体験談を交えながら、ブッダがいかにして心の自由を得たかを原始仏典を元にたどる。

悩まなくていい時間は、悩まない。考えても意味がないことは、考えない。

どんなに忙しくても、散歩の途中や寝ているときにまで、抱え込む必要はありませんよね。

確かにそう。私も通勤時に仕事に行くのが辛いとき、「今は歩いてるだけ、嫌なことはここには何もない」と思い出すようにしている。それだって必死です。

本文を読む。第一章、いきなり疑問点にぶつかる。死因についての統計を引いて、十五歳から三九際まで、最も多いのは「自殺」である。これは正しいんだけど、そこから導かれた推測〈十代後半から三十代は、心の苦悩を理由に死を選ぶ人が多いということ〉は「死亡数」と「死亡率(10万人当たりの死亡数)」を見ると完全に間違い。四十代以降、自殺する人が減っているなんてことはないから。むしろ高齢になるほど漸増。警察庁では「六十歳以上」を平成19年から年代別に統計を取っているが、八十代までその傾向は続く。それ以上に癌で死んでいくというだけだ。草薙氏は「こういうデータを見てこう思ったんです」ということしか書いてないから主張自体が偽であるとは言えないけど、印象操作っぽくて良くないと思う。わざわざ持ち出すほどの意外性とかインパクトのある統計じゃないんだから自分の考えや経験だけで話を進めたってよかったのに。私は性格があまり良くないので、こういう感じでひとつでも疑いが生じるとその先警戒が解けない。騙されないぞ〜っていう目線で読んでしまうかもしれない。でも草薙龍瞬のことは崇めてるレベルで好きなので、目を瞑って読んでみようとは思う。19ページまで。

五冊目 アンディ・プディコム『頭を「からっぽ」にするレッスン』

来ました「レッスン」系。和書だとなになにの「練習」ってタイトル流行ったよね。その中でいちばんの名著は草薙龍瞬の『反応しない練習』だからね。と思ったら、2011年に出版された『からっぽ! 10分間瞑想が忙しいココロを楽にする』という書籍の焼き直しらしい。訳本なのにね。改題は良いとして、再編集とは? 帯にはビル・ゲイツが選んだ」と書いてあるけど、選んだだけかい。いつどこで何の目的で選んだの? そのあと読んだの? 読んだら何か言っていたの? そういうことは何も書いてない。(なんだか猜疑的。さっきのを引きずっているのかしら)まあまあと自分を宥めて読んでいく。
※裏表紙そでの著者略歴の部分に「本書はビル・ゲイツが2018年に続き、2020年も読んでおくべき1冊として推薦」と書いてあった。疑ってごめん。でもビル・ゲイツは2020年の時に2018年のことを忘れてたんじゃないかという疑念は生じた。めちゃめちゃ本読むらいし、ビル・ゲイツ
第一章26ページまで読んだ。読むだけじゃなくて、実際にやってみなければいけませんよ、という至極真っ当なことが書いてある。文章(訳文)も読みやすい。

六冊目 笙野頼子『徹底抗戦! 文士の森』

純文学闘争の十四年の歴史を笙野サイドから辿る。純文学擁護本だ。
前文読んでたら時間が来たー。何かすごくキレているけど、ちょっと歴史がわからなすぎ(無知すぎ)て内容がほぼ入ってこない。目次を眺めてみると、Ⅰで「事件」の紹介をしてくれるらしい。ことのあらましがわかってくれば前文も意味をなすのだろうか。元気な時に読みたい。

なんとか第三弾までやってみたけど、選んだ本を消化しきれなかった。何が限界って首と肩が限界だ。軟弱〜。読書体力がないわ〜。それでも放置していた本の雰囲気が掴めて、今の気分にあったものを選べそうだ。すぐに忘れてしまうので、自分自身でも記録を読み返して、読めそうなものからじゃんじゃん読んでいきたい。そしてじゃんじゃん積むのだ〜。

第一弾〜三弾で紹介した積読本。『請願』が抜けてた。

 

チラッと積読紹介②

ペラっと積読紹介の第二弾です。

ルール①目次を除いて最低5ページ読むこと。
ルール②続きが気になっても30分以上読まないこと。
ルール③読んだところまでの感想などをひとこと。(できるだけ読みながら30分の間に書いていくこと)

 

一冊目 遠藤周作『死について考える』

表題の通り、遠藤周作による死についてのエッセイ集。光文社文庫。字が大きくて大変に読みやすい。テーマは重いようだけれども、やわらかくてやさしい読み心地。遠藤周作『沈黙』しか読んだことがないので、著者のことを尊敬する気持ちがそんなには自分の中にはないが、遠藤周作の小説が好きな人はもう少し違った気持ちで読めるのかもしれない。39ページまで。

二冊目 シャーロット・ブロンテジェーン・エア

古本市で購入。上下巻セットで100円だった。奥付をみると、平成二十四年九十六刷改版。表紙はやや擦れている感じがあるもののスピンも外していない、一度も開いたことがないような美品。上下巻ものは下巻読んでも仕方ないので、上巻の冒頭だけ読みます。
主人公のジェーンは孤児として伯母に養育されているが、伯母の実子とは差別的に扱われ、疎んじられている。ジェーンは孤独の中で読書を愛しており、実子のほうの甘やかされて肥満した何も真剣に考えたことのないアホの子どもらに虐められるというそれはもうコテコテの設定(これが始祖なのだろうけど)。がんばれジェーン、負けるなジェーン! ジェーンは色々の苦難を不屈の精神で乗り越え、最終的には愛で結ばれるというお話らしい。初版は昭和二十八年という古さながら普通に読みやすい訳文。

三冊目 綿谷りさ『蹴りたい背中

BOOKOFFで110円で買ったらしい。綺麗な状態だと思ったら、シャープペンシルの細かな字で書き込みの跡がぽつぽつとあってそのほとんどが丁寧に消してある。光が当たる角度を変えながら凹みを辿るとハングルのメモも混じっている。ふりがなと語彙についての注釈。読みながら勉強した形跡。作品とは全然関係ないんだけど、古本って他人の気配が楽しい時があるよねっていう話。しおりの代わりにして挟まっているレシートとか、熱いのよ。
史上最年少19歳での芥川賞受賞作。同時受賞者は金原ひとみ。すごい回だな。読んだのは22ページまで。はぁ〜。19歳?うそだろ。文章うますぎ。高校生の切実さというか瑞々しい描写も素敵です。読ませる文章ですぐに入り込んで読めそうだった。

四冊目 ティムール・ヴェルメシュ『帰ってきたヒトラー

これ映画は観たことがあってどこかのBOOKOFFで購入。基本設定はコメディ。ヒトラーが突如現代に蘇ったのに、モノマネ芸人だと思われてコメディアンにさせられていく。ドイツでこんなんやっていいんだー!ってびっくりしたけど、ドイツ以外だともっとダメか。広島長崎(福島)の並行世界的な創作物も日本人作家なら許される感がある。外からの創作だと、たんぽぽが巨大化する描写だけでもアウトになりかねないよなあ。
本作、読んでいくとヒトラー視点の一人称語り。空き地で目覚めたヒトラー総統。ヒトラーユーゲントらしき少年たちが駆けつけるが、だれひとりドイツ式敬礼をしない。大通りでは自転車に轢かれそうになり、すれ違っただけの老人に露骨に嫌な顔をされる。どうなっている。とにかく現状把握が必要と判断したヒトラーはキオスクで片っ端から新聞を捲り日付を確認する。2011年。2011年。目の前が暗くなっていった。37ページまで読んだ。

五冊目 村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』

2005年の夏から2006年の秋にかけて村上春樹が走ることについて「今の気持ち」をそのまま書き記したエッセイ。〈ランニングという行為を軸にした一種の「メモワール」として〉読むこともできる。前書きで紹介されていたあるランナーのマントラがとてもいい。〈pain is inevitable. Suffering is optional.〉痛みは避け難いとしても、苦しみはオプショナルだ。継続の方法、リズムの設定の仕方、執筆にも通じる心がけなども惜しげもなく披露。34ページまで読んだ。

六冊目 伊藤計劃円城塔屍者の帝国

0年代の日本SFを牽引した伊藤計劃の絶筆を円城塔が完結させた作品。円城塔が好きで、伊藤計劃はそれほどでもなかったので、読みたいような、そうでもないような気持ちがあった。河出書房新社のサイトを見ると、伊藤計劃が残したのは素案と素描といくらかの資料で、分量的にはほぼ円城塔が書き上げたようだ。
物語の舞台は19世紀末の英国。屍者の脳に擬似霊素をインストールすることで、「動く死体」が出来上がる。屍体は盗まれ、その数は不足していた。医学生のワトソンが主人公。裏表紙のあらすじがワクワクを誘う。読めそう。

七冊目 ケン・リュウ編 『金色昔日 現代中国SFアンソロジー

『折りたたみ北京』がすごく良かったので、文庫化して割とすぐ買っていたんだけど、放置していた。表題作は『三体X』の宝樹の作品なんだあ〜。めちゃ楽しみ〜。『三体』オリジナル著者の劉慈欣の『月の光』も収録。単行本の時は、こちらが表題作になっていた。『折りたたみ北京』に入っていた作品で好きになった夏笳の作品『おやすみなさい、メランコリー』が最初に収録されていたので、こちらから読んでいく。
チューリングが実際にチューリング・テストをパスするような人工知能プログラムを作ったのだとしたらというアイデアが元になっている作品かな。主人公の手製のぬいぐるみAIのリンディとアラン・チューリングの物語が交互に語られる。そこにメランコリーがどう効いてくるか。短編集なので、日記ネタとしても良さそう。

八冊目 ウォルター・テヴィス 『クイーンズ・ギャンビット』

同名のNetflixオリジナルドラマの原作。孤児院で育った少女ベス。施設の用務員にチェスを習い、才能を開花させていく。小説版はチェスの基礎知識のフォローまでしてくれる親切設計。小説読む分には大丈夫なくらいの知識はあるはずと信じて、本文から読んでいく。序盤の設定や内容はほぼドラマの通りだ。親を亡くした経緯が少し違うくらいじゃないかな。用務員のシャイベルと初戦を交わしたあたり、24ページまで読んだ。ちょっと文体が気になるけど、時々ドラマの映像を思い出したりすれば読んでいけるか。

九冊目 道尾秀介『片目の猿』

自分の趣味とは違うのだけど、推しのユーチューバーが道尾秀介が好きで紹介していた『カラスの親指』と『片目の猿』をだいぶ以前に買った。『カラスの親指』を先に読んで私の感性には合わず、こっちは読めないまま放置していた。一旦苦手意識を忘れて、いざ〜。
主人公はめちゃめちゃ耳がいいタイプの人間らしく、その耳がめちゃめちゃ大きいので何かと苦労しているらしい。本業は探偵で、産業スパイの証拠を掴むために楽器メーカに雇われている。持ち前の聴力でめちゃめちゃ視力が良くて目が大きい女性の情報を聞きつけて、彼女をスカウトして事務所で雇い入れた。あらすじによるとこの後殺人事件が起こるらしい。設定が変だけど斬新でちょっと楽しみかも。そのうち読めそう。

あと三冊くらい行きたかったけど力尽きた! また明日!

ペラっと積読紹介①

まっさら未読の積読本を冒頭の5ページ〜30ページ程度読んで紹介してみたの第一弾です。
いちおうのルールは①目次を除いて最低5ページ読むこと。②続きが気になっても30分以上読まないこと。③感想も頑張って書かないこと(できるだけ読みながら30分以内の間に書いていく)としました。
第一弾として今日は8冊読みました(語弊があるな)。

一冊目 筒井康隆フェミニズム殺人事件』

小説家の石坂は執筆のために南紀・産浜のホテルへ向かう。ちょうど第一章、ホテルに着くまでが5ページ相当。章が短くて読み易い。
〈行くのは六年ぶりだが、待遇がよく、料理が旨く、そして静かなホテルだ。〉
料理が旨く、ということは表紙の伊勢海老料理が出てくるのだろうか。ちょっと期待。
第一章の終わりでホテル支配人の夫婦が出迎えてくれるが、支配人の夫人が〈あきらかにジバンシィと思える、シルエットの美しいスーツ〉を着ているという描写。ジバンシィに何か独特なシルエットの美しさがあるのだろうか。石坂の違いがわかる男っぷりの描写が続く。ホテルに滞在している他の客がこれからゾクゾクと登場してくる気配。文庫裏表紙のあらすじによると三人が次々と殺されるらしい。第二章の終わり、20ページまで読んだ。

二冊目 ディーリア・オーエンズ『ザリガニの鳴くところ』

文庫になった瞬間に買ったのに、読まずに放置していた。分厚いねん。
一九六九年、沼地で青年の死体が発見される場面から物語が始まり、時代は遡って一九五二年、6歳の少女カイアの母が家(小屋)を出ていく場面に移る。Ⅰ部1章の終わり、21ページまで読んだ。こちらも全体は長いのだけど章立てが細かくて、読みやすそう。なんで目次がないんだろう。細かすぎるからなのかな。ネタバレするからなのかな。ちょっと不便。母さんは帰ってこなそう。裏表紙にも〈6歳で家族に見捨てられ、生き延びてきたカイア〉とある。17年後、23歳になったカイアが青年殺しの嫌疑をかけられてしまうが、本当はどうなんだ?っていう話のようだ。〈物語は予想だにしない結末へ〉と書かれているので、いわゆるミステリ的な展開ではないんだろう。人間の偏見と、生命の厳かさのようなテーマかなと勝手に予想。読み易いと思う。

三冊目 マーガレット・アトウッド誓願

こちらも文庫になった瞬間に買った記憶。本書の前作侍女の物語を読んだのは何年前だったか。HULU制作のドラマ「ハンドメイズ・テイル」を観て衝撃を受けた。ドラマのシーンと照らし合わせながらKindleであっという間に読んでしまって、文庫版を本屋で見たときに、こんなに分厚かったんだってびっくりした。続編となる本書も一気読み系なのか? これも章立てが細かい。一章でちょうど5ページ。一章からリディア小母が登場!ドラマでは結構ひどいことをしていた気がするんだけど、小説の方はどうだったか。とにかくタフで情にも厚い人だったはず。リディア小母を味方につけたら物語がものすごいことになりそうだ。リディア小母の手記から物語が再開する。独裁国家ギレアデでは女性は読み書きを禁じられている。小母は例外的に許可されている部分があるが、さすがに手記を残すのはNGのようで、監視カメラの死角に隠している。一章の最後、リディア伯母の独白。〈まあ、お待ちなさい。私は胸の内で語りかける。これから、もっとひどいことになるから。〉ギャー!!楽しみ!!ひどいこと楽しみ!! 二章からは司令官の娘の語りが続く。きっと侍女が産んだ子どもだ。これが二人目の主人公だろう。二章の途中、30ページまで読んだ。

四冊目 筒井康隆富豪刑事

富豪で刑事の神戸大助が主人公の連作短編のようだ。金を湯水のように使って次々と事件を解決していく。はじめに富豪刑事が手掛ける事件は時効が迫る7年前の5億円強奪事件。容疑者四人に金を使わせてみるために個人的に接近して囮捜査を進める神戸。今のところ、容疑者いいやつだな。神戸も人好きのするキャラクターで憎めない。ドラマ版では、深田恭子が大助役だったみたいだ。見てないけど。小説版が気に入ったら見てみようかな。馬鹿馬鹿しい気配が漂ってきて大変期待が膨らんだ。38ページまで。

五冊目 村田沙耶香『地球星人』

お盆休みは父の実家に親戚一同が集う。いとこの由宇と会えることを毎年楽しみにしていた主人公の奈月は魔法少女だった。ある年その秘密を由宇に打ち明けると、由宇も実は宇宙人なのだという。秘密を分け合って恋人同士となった二人。だが大人になった由宇は地球星人の常識に洗脳されつつあった。芥川賞受賞作、コンビニ人間から2年後の長編。ぶっ飛んでそうだなあ。

六冊目 村田沙耶香『消滅世界』

こっちは『コンビニ人間』の前の長編。
解説が斎藤環だ。解説気になる。だけど5ページ読書は続くよ。
性と愛が主題なのかしら。「愛し合って生まれる」ということ。異性と恋に落ちるということはどんなことか。形が違っても、本質は同じか。楽しみだ。
つい時間を忘れて真剣に読んでしまいそうになった。続きが気になる。解説も読みたいし。これは今回積読5ページ消化が終わったら本格的に読んでいくことにしよう。34ページまで読んだ。

七冊目 村上龍コインロッカー・ベイビーズ

これも前々から読みたい読みたいと思っていて未読だった作品。最近ブックオフで購入。新装版。解説が金原ひとみだ!? 解説読みたい。だけど5ページ読書だ。
裏表紙読むとキクとハシはコインロッカーで生まれてハシが母を探しに消えて、ハシを追ってキクが東京へやって来てなんだかんだの物語らしい。深海に眠るダチュラがどうのこうのとか、あらすじの後半がレヴェル高くて意味がわからない。
主人公の二人はほぼコインロッカーで生まれて同じ乳児院で育つ。病弱で自閉的なハシの傍にはいつもキクがいた。〈キクとハシは肉体と病気の関係だった。肉体は解決不可能な危機に見舞われた時病気の中に退避する。〉おおー。14ページまで。

八冊目 多和田葉子『献灯使』

これは放っておいても近いうちに読もうと思っていたから今回入れるかどうか少し悩んだのだけど。全米図書賞(翻訳文学部門)受賞作。
大災害に見舞われ鎖国状態の日本。元気な老人と軟弱な子どもたち。身体の弱い「無名」は「献灯使」として日本から旅立つ。表題作を含む中短編の5編を収録。表題作が最初に収録されているので、「献灯使」の冒頭から読んでいく。
鎖国状態の日本から外来語が消えていく。外来語以外も消えていく。言葉の寿命は短くなっている。「made in どこそこ」の新しい解釈「岩手まで」。たんぽぽがデカい。突然変異、もとい、環境同化で。何年かしたら、もう全く家の外に出ることができなくなるかもしれない。ありえなそうでいてもうすでにありそうな世界。この世界で起こりうること、もしかしたら、もうすでに起きていることが描かれているのかもしれない(それは「請願」にもいえそう)。16ページまで。

とりあえず第三弾くらいまでやると思う。

7月13日と14日

昨日が終わってやっと週末に突入。Kindle読んだり、積読を整理したりしようかなと思っていたけど、串鳥でご飯食べて帰宅したら急激に眠くなって読書しながらほとんど寝てしまっていた。もう諦めて早寝。今日は早寝したのに遅起きして。Kindleで『ジーキル博士とハイド氏の怪事件』の続きを少し読んで、平日の抜け殻を片付けて、机の上から色々のものを薙ぎ払って、連休中に5ページずつ読むつもりの積読を選んだ。

じゃん。実はまだある。今回は途中まで読んだことのありそうなものは除いた。最後まで読んでない積読たちはまた別の機会に。まっさらな積読もまだあるし、Kindleで買いっぱなしの本もあるんだけど、それもまた別の機会に。

今回はとりあえず目次を除いて最低5ページ(「はじめに」の途中になる可能性もある)、続きが気になっても30分以上は読まないことをルールにして、感想や期待についてひとこと残していくことにする。感想はあまり頑張って書かないこと(時間が足りなくなるので)。それでやっていこう。なんのためにやるのかこんなこと。そんな無粋なあ。あえていうならば、これはすぐ読めそうとか、後回しでいいやとか、そういう判断につながったらいいなというのと供養のためです。今日は体調もすぐれず引きこもり確定なのでだらだらやってこう〜。もしも元気が出たら夜出かけよっかな。

7月12日

最近気持ちがパッとしなくて迷走。元気を出そうと思って、NetflixM-1グランプリを見ていた。M-1をTVで観たのは何年前だろうか。TV自体をあまり観ないので、もうほとんど知らん芸人さんたち。2022年のM-1ウエストランドのネタで涙を流して笑っていた。あと、さや香の免許奉納。2回観ても笑えた。2回目の方が激しく笑えた。4分のお笑いってすごいね。Youtubeウエストランドかまいたちの公式動画を観た。
日記も再開するし、少しずつ元気と張り合いを取り戻して、小学生並みの読書などもやっていきたい。そして日曜から三連休なので、積読を全部並べて5ページずつ読んでいく遊びをしようかなとか、野心まで湧いてきた。小手始めにと、Kindleのライブラリにある新規未読のままになっている作品から試運転(ダウンロードすらしていないものもある始末でさぁ)。泉鏡花の『外科室』短かった。さすがに5ページ以上はあったけど、スンと読了してしまった。高峰〜。お次、円城塔の『やつがしら』。ほんとうに5ページだった。安かったわけだ。ショートショートだった。思いがけず積読を消化していってしまう。この勢いで、Kindle Unlimitedでずっと借りっぱなしのブルーバックス『深海ー極限の世界』も読み始めてみる。これも思ったより分量が控えめになっているかもしれない。読みやすそうだった。青空文庫のロバート・ルイス・スティーブンソン『ジーキル博士とハイド氏の怪事件』も短い。これは、ジャネット・ウィンターソンの『灯台守の話』の関係もあって読んでみなきゃと思っていた作品。Kindleでページが測りにくい。設定している文字の大きさに依存してしまうのだけど、いちおう何ページ中の何ページというのはでるからそれでよいかしら。書かないで書くのみならず、読まないで読むみたいなこともできるのかもしれない。可能性を感じるな(感じるな)。Amazonマケプレで購入した筒井康隆の『フェミニズム殺人事件』も届いた。書影がなんかスゴイ。生で見るとさらに迫力ある気がする。存在の禍々しさ。これも連休中に5ページ読もう。

明日もなんとか起床して、少し遅れて週末に突っ込むぞー。