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Netflixで三体の配信が始まった感想

Netflixで三体の配信が始まったよ。三体見るために、年末にHuluから乗り換えてクイーンズギャンビットとかクイアアイとか見ながら待ってたよぉ。

現在8エピソードが配信されていて、1エピソードがだいたい1時間くらいかな。

制作の気合いを感じる美麗な映像。金の力がすごい。マネーイズパワー。

「すべての見えない光」では全員英語しゃべってて視聴意欲を根こそぎにされたので、中国パートで中国語らしき言語を話しているだけでも合格判を押したい。

のみならず、シナリオがすごい。賛否はあろう。もちろん原作通りがいいという意見もあると思う。だけどドラマ化する時に、あのままは流石に長すぎるし、お金無くなっちゃう。あの長大な物語とたくさんの登場人物をこうまとめましたか。8話でどこまで行っちゃうんだろうってところもワクワクしたし、いざ全話見終わってみても満足感が高い。

原作での好きなシーンも入っていたし(ナノ繊維でジャッジメント・デイのスライス)。ゲームの方の三体の登場人物というか三体人の見た目に関して、竹輪みたいな生き物を想像して小説を読んでいたんだけど(脱水したら乾いた巻物みたくなりそうだから)、親しみやすさ重視というドラマ上の設定で見た目は人間になっている。智子らしいキャラクターもすでにお目見えしている。原作の第一部のラストもすごい好きなんだけど、ダーシーがワン・ミャオとディン・イーを連れてイナゴの大群を見に行って「虫けらはいままで一度も敗北したことがないんだ」って胸熱のシーンは、イナゴではなくて異常発生した蝉の大群になっててなんか西洋を感じた。

見どころしかない8時間でドラマ版の三体世界はほぼ折り返しまで来てそうで、パーツは出揃っている感じがするんだから天才だよ。それがどうなってるかだけでも原作ファンは見て確かめてみる価値あると思うよ!

シーズン2の制作時期などは未定とのこと。早く制作して私にお届けしてほしい。原作の記憶が薄くなってるところもあったから(脳みそ君の鹵獲がどんな感じだったかとか)、再読したくなっちゃたよ〜。でも時間かかるからちょっと嫌なんだよなぁ。

ドラマは努力しなくても楽しく観られるので、原作ファンもそうじゃない人も、ぜひ。