読書とカフェの日々

読書感想文と日記

4月29日なのか

明日で4月も終わりか。今日も休みだったんでのろのろと行動開始。ずっと積んでたウィリアム・ギブスンの「ニューロマンサー」を昨日から読み始めていた。

84年出版かー。レトロなフューチャー観がすごい。サイバーパンクの代名詞の名作長編SF小説だ。あれは去年か、並木銅の「万事快調〈オール・グリーンズ〉」を読んだ時に、主人公のラッパーネームが「ニューロマンサー」で未読だったし読んでみたいなって思っていたんだった。

「万事快調」はほんと面白いからおすすめ。田舎の工業高校の閉塞感。屈折した女子高生らが学校の屋上で大麻育てて何もかもを吹き飛ばす。こういうラストに弱い。めちゃくちゃにしてくれー。ぶち壊せー。

ニューロマンサー」に話を戻すと、まず最初の舞台が千葉シティってだけで読んでみたくなるでしょ。最初の方よくわかんない設定だらけだし(SFだから基本的にはそういうところに文句を言ってはいけないが)デコラティブなディテールと大量のカタカナのルビで世界観に馴染むのに結構抵抗かかるけどここを堪えると色々面白くなってくるはずだと思う。今100ページ過ぎたくらいのところなんだけど、ようやっと役者が揃ったというか、主人公の過去に謎がありそうな感じとか、何か大きな組織や陰謀が隠れている的な感じになってきたのでこっからは読むのが楽そう(そうであってくれ)。

ニューロマンサー」の助走が終わるまでと思って同時進行的に昨日買ってきた「バッタを倒すぜアフリカで」を読みはじめる。目次をパラ見しただけでなんか泣きそうになってしまった。もう走馬灯が見えそうだもん。異国の地で過ごした日々。言葉と文化の壁。自然の厳しさ。打って変わって実験室での果てしない仮説検証と飼育。欠けたパズルのピース、機器トラブル、データエラー、書けない論文。苦難の日々を乗り越え、運命の糸を導く恩師、友人、モーリタニアでの出会い。そしてエンドロールへ!! いい話だったなあ。明日からまた頑張ろう。おっといけない。妄想で読了してしまった。まあでも多分そんなこんながあるんじゃないかと思う。前野ウルド浩太朗の文章はすごいブログ調というかお調子者っぽくてクスッと笑えて読みやすいんだけど、真面目な子な気配がしてなんか好き。真面目な子なんです。「バッタを倒しに」も、「孤独なバッタが群れるとき」も読んでるんで知ってるんです。情熱的で真面目な頑張り屋さんなんです。きっとね。

妄想が祟って日記なのに長くなり過ぎてはいけないので、この辺で日記に戻していくと、上記2冊をなんとなく携えて、今日は余市でうなぎ丼を食べてそのへんの川原で桜を見てニセコの行ってみたかったコーヒースタンド(映えスポット的な)で買ったコーヒー飲んで、きのこ王国で「プレミアムきのこ汁」を飲んで帰宅した。道外のみなさまに激しくおすすめしたい「きのこ王国」。私は大好きです。年2回くらいは行きます。仁木町にある方が大きいし楽しいです。きのこ汁飲んでください。様々な味付けのなめ茸の瓶詰めやパウチ詰めが売っています。「すぐ飲めるだし」とか美味しいです(新商品だった)。

柿崎商店で「うなぎ丼」を食べた。「海鮮丼」は売り切れていた。

カフェオレを飲んだ。

「プレミアムきのこ汁」を飲むべし。

今週はあと3日だ。頑張ろう。頑張ってもいいよ。頑張らなくてもいいよ。頑張らなくても時間は過ぎるよ。時間は味方だ。