読書とカフェの日々

読書感想文と日記

6月1日:香山哲『レタイトナイト』

今日は10時から近所の書店でやっている本を選ぶ会合があって出かけるために休みの日にしては早起き。体重が微増して安定。ああもう酒だ酒だ。やっぱり酒を断たねばいかん。バーには行きたいから、自宅禁酒令。出かける前に読書。筒井康隆の『パプリカ』を読了。第一部の夢探偵編も十分面白くて素敵なんだけど、第二部終盤の夢と現実の境界の曖昧さとか設定が込み入って来て折り重なって行くかんじがすごく好き。夢のまた夢の不思議と不気味の間のようなラストがまた良し。読めてよかった。千葉敦子親衛隊ともいえる男性キャラの中ではなんとなく能勢が素敵ダンディーなかんじで好きかな。能勢の子ども時代のお友だちの虎竹くんが現実で登場しなかったのが少し残念だった。

それで、本屋で今日ゲットしたかった香川哲の『レタイトナイト』が売り切れてて無念。前行った時に、その制作過程について描いた『プロジェクト発酵記』も面白かったとおすすめされたのでそちらも気になる。お昼ごはんの後で、フォーチャンコーでゲット。町田康の『しらふで生きる』森田真生の『計算する生命』筒井康隆の『エロチック街道』も一緒に購入。いずれもそのうち読みたかった本で、『しらふで生きる』は禁酒の誓いに家で夜少しずつ読もう。『レタイトナイト』シュリンクされてて中身がよくわかんなかったんだけど、帯情報から興味をくすぐられてしまった。

衣食住… 生活の喜びがいっぱい!
動物たちがいて楽しい!
魔法もできてうれしい!

こっ、これは…かわいいぞ。

近くのカフェに移動して早速『レタイトナイト』。まず絵がすごく良い。主人公ぽい少年カンカンの活躍は2巻以降からか。1巻はカンカンのおじさんのマルさんの旅立ちがメイン。マルさんは犬っぽい見た目で、温和で感じの良い年齢不詳のキャラクター。道中で動物(カメ)を買うんだけど、動物を大切にしていてほっこりした。旅の途中の交易所で仕事を見つけて滞在中は定食屋でごはんを食べるんだけど、日替わりの定食メニュー全13種類をコンプリートしてそれが全部漫画になっててわろた。続きをゆるく追ってみよう。

岸政彦の『断片的なものの社会学も読みはじめたけれども、まだまだ序盤。インタビューのところまで辿り着かず。

家で晩御飯の後『しらふで生きる』を読みながらうとうとしてしまった。

今日は本の感想などもこのくらいかなあ。もう遅いから寝なきゃいけないし。また明日。