読書とカフェの日々

読書感想文と日記

4月16日の日記

今日を超えたら今週はこっちのもんだよ。なかなかハードな予感がしたんだけど終わってみたら平和な一日だった。まだまだ手付かずのTODO。やってもやっても湧いて出てくるのがお仕事。みんな、お疲れい。またなんらかのマッサージに行きたいな(体重も戻ったし)。

今日の読書は、「なんらかの事情」を読了し、「灯台守の話」をさっと再読。
灯台守の話」の感想をまとめたいけどまだだめ。読み込めてない。物語自体を解体して順序よく並べたとしてよく理解したことにはならない。意味自体が物語だから。これは物語について、物語ることについての物語。孤児のように寄るべのない魂の。どんなやり方で話せば良いかわからない人生の。“始まりがあって、真ん中があって、おしまいがある“そんな物語ではない。どんな人生にもそんな物語は存在しないのかもしれない。“人生が途切れ目なく繋がった筋書きで語れるなんて、そんなのはまやかしだ。あるのは光に照らされた瞬間瞬間だけ、残りは闇の中だ“。だから“現在だけが闇の中にある“。引いていく過去と、寄せてくる未来の波間に。闇の中に多くを残したままにして。そして物語は光だ。それは離散した粒子のようでもあり、波のようでもあるからだ。順番どおりに語ることが経路を辿ることとは限らないってこともまた光のようだ。絡まり合って、いくつものはじめが途中から浮かび上がって、終わりから引き返し、遡って。そんなふうに、どんな地点も時点も同時的にある。ここにあって、ここにはなくて。別々の場所の小石を同時に拾えるように。もう一度はじめからやりなおそう。何度でも最初から始まるお話をするために。

なんかポエムみたいになっちまったけど、そんな想念を抱かせるお話。でもこれだと伝達しないから、もう少し噛み砕くために、もう一回ゆっくり読もう(作品自体がすごく素敵だけど難しくて伝達してない可能性もある)。

きっとまだ感想を書けないから、明日は過去の読書メモからなんらかの読書記録をシェアしていきたいと思います。それではまた明日。