読書とカフェの日々

読書感想文と日記

6月16日:『おてあげ』と筒井康隆『エロチック街道』

起床。昨日よりも背中が痛い。昨晩スミルスチック塗ってもらったんだが。ベッドの中で少し『おてあげ』の第3号を読む。今日は午前中にパスポートの申請書を書きたい。そして積読が目も当てられない状態になっているのだけど(それはいつもだけど)、今後読みたいもののリストアップをしたい。リストを書いたり、リストを消していく作業が好き。やっぱり岸本佐知子筒井康隆町田康も。村田沙耶香、もしかしたら多和田葉子も。

わくわくとリストに取り掛かったところで、お昼ごはんにウニを食べにいくことになったので、パスポートの申請書はすぐ書けるところだけを書いて切り上げて出かける準備をした。
ウニ丼目指して積丹方面。目的地を通り過ぎたりもしたけれど、無事に辿り着く。ウニ丼は瞬間のきらめき。あと少し遅れたら本日終了していたみたいでもあった。

まだ私の胃袋には若干の余裕があります状態で帰り道なぜか鰊御殿の見学とカフェ屋。

なんともいえないお顔立ち

かわいい。カフェオレのサイズが。

帰り道で半身揚げを購入して帰宅。車中眠い。助手席で気絶。気絶していない時の行き帰りとカフェで読書して『おてあげ』は読了。今号の特集は「ばたばた」。どこもかしこもばたばたはするもんだ。なんでこんなに仕事ってあるんだろう。圧倒的に増えるしかない業務。背負うだけ背負ってるけど背負ってるだけで降ろせる日は見えないのだが。つらい。殺伐とした気持ちにはいったん明日の方角に出かけてもらって『おてあげ』に戻ると、校正の仕事には興味があるな。誤植誤変換、文章を書き直してつなぎがおかしくなったんだなっていうのとか割と見つけている方だと思う。統計かなんかの本で図の中の数値と文章に入っている数値が違うとかもあったな。目次とか著者紹介とか本文の外でも割と隅々まで読むんだけど、著者紹介のところって誤植多い気がする。本文はきっと複数人が何回も読むんだろうけど。2023年のベスト本も気になったけど、第2号の方が読みたいってなった本があった気がする。前号で読みたいなって思ったのが三浦英之の『太陽の子』と吉村昭の『関東大震災かな。『おてあげ』を読み終わって、筒井康隆の『エロチック街道』を読み始める。

岸本佐知子の『わからない』の中で、筒井康隆の作品がいくつか挙げられていたんだけど、『エロチック街道』だけがインプットされて先日見かけて購入。短編集で、18作品所収されている。まだ表題作のところまで行き着いていないんだけど(というか今目次を見たら表題作がいちばん最後だった)、時間が経っても色褪せることない馬鹿馬鹿しさというか、このネタでどれだけやるんだっていう過剰さで笑いが止まらなくなる。まだ半分も読んでないけど、今のところ気に入ったのが、『中隊長』と『日本地球ことば教える学部』。いつも馬に乗る時に鎧にどちらの足をかけたらいいかわからなくなり、さかさまにまたがってしまう中隊長の自意識の話(なぜか馬上で自慰もする)と、異星人が日本語と日本の風習を全く勘違いしたまま言葉を教える話で、これがまたしつこい。独特の日本語の文例と見当はずれな風俗解説のフォーマットが繰り返される。10ネタくらいでよくないか、と思うのは凡人の発想で、筒井康隆は31回繰り返す。突き抜けるんだ。それでこそ天才。しかし文例がおかしい。文例の一部は元ネタを英会話本から取って来ているとあってますますおかしい。元ネタの会話文も読んでみたいものだけど、流石に昭和53年に流通していた英会話の本は手に入らないんじゃないかと書籍のタイトルも調べていない(あったら面白いかもと思って一応調べてみたけどやっぱりなかった)。

帰宅して今日は楽しかったはずなんだけどなんだか虚無感に襲われた。明日の方角に出かけさせた気持ちがこっそり帰ってきたのかもしれない。勝手に帰ってきたらダメだよ。もう一回出かけてずっとあっち側に歩いて行きなさいね。私の方は多和田葉子の『星に仄めかされて』の2周目に行ってまいりますので。ノシ