読書とカフェの日々

読書感想文と日記

5月24日

終わりの金曜日。週末に突入したみなさんはお疲れさまだったね。土曜勤務のある民よ、共に頑張ろう。今週は土曜勤務ありなのであと1日出勤するであります。

今週はなかなか読書が捗らなかった週でした。来週はもっと読めるといいなあ。この日記兼読書記録も4月くらいからなるべく毎日書くようにしていて、ブログ自体も色々と興味が出てきて、いつもスターを押してくれる人のブログをのぞいてみたり、はてなブログのトップページの記事を読んでみたり、最近読むことも楽しんでいます。ブログって面白いなあ。時々アクセスがいつもより多いと、トピックからなのかしらとか思えるようになってきたんだけど、トピックのアレは新着順でみんな載るもんなのかとかそういうレベルからまだまだはてなブログ初心者なわたくし。読みやすく、興味を持ってもらえるような読書記録や書評記事が書けるようになりたいなぁと思っております。修行するぞ修行するぞ。

それで、捗らないながらも今日の読書は引き続き「ペスト」

なんでこんなに乗らなかったのか、それでももう終盤。乗らなかった理由は実生活の方にもあるんだけど、事件的な非日常のはじまりの興奮によって迎えられる序盤と、時間が引き延ばされて緩んだように感じる中盤がひたすら長いという構成は実にコロナ的でもある。非日常がやってきて、わけもわからないまま判断と対応に追われてアドレナリンがだくだく出るような熱狂で猛烈に働けてしまう人(私も割と非常時に有能になるタイプだった)、ただもう呆然と不安の中に取り残される人、人付き合いが薄まってなんだか安心した人、さまざまな反応とその入れ替わりや変動があって、そういう経験から過去の“日常“を再評価できたりもした。そして次にやってきたのは、宙ぶらりんになった「これが終わったら」。本当にもううんざりしていた。疲れていた。倦きていた。でもそれをはっきりとは表明せずになんとかやってきた。思いやりの気持ち以外からはもう嫌だねという言葉を聞かなかった。みんなやさしかった。今はもうほぼどこでもマスクをしなくてもよくなって、1年が経つ。カフェやバーに出かけて、好きな活動で新しい人と知り合える日々が楽しい。
去年テレビ塔でZINEのイベント(NEVER MIND THE BOOKS)に初めて行ったときのことを思い出した。ZINEに興味を持ちはじめたときだった。その時の会場の空気が忘れられない。自分の作品を、表現を、みんな(本当にみんなといっていいくらいみんな)喜んで見せあって交流して、こんなに元気な人がたくさんいるんだって嬉しくなった。こんな風に私も何かを表現したり、人と共有してみたいって思ったことを思い出した。あの時、待たないふりをして待っていた「このあと」が今なんだ。もう待っていてはだめ。物語は後回しにしてはいけない。私のポストコロナの物語をこれからも書き続けていきたい。