読書とカフェの日々

読書感想文と日記

4月21日の日記

連日寒い。北風が強くて外歩くと涙が出た。3月に買ったルシア・ベルリンの「すべての月、すべての年」を読み始める。昨日買った群像はまだ読んでない。順番順番。 すべての月、すべての年 ルシア・ベルリン作品集 作者:ルシア・ベルリン 講談社 Amazon 美し…

読書記録:ジャネット・ウィンターソン「灯台守の話」

ジャネット・ウィンターソンの「灯台守の話」を読んだ。 灯台守の話 (白水Uブックス175) 作者:ジャネット ウィンターソン 白水社 Amazon 主な語り手の一人、主人公の少女シルバーは崖の上に斜めに突き刺さるようにして建つ家で母ひとり子ひとりで暮らしてい…

4月20日の日記

昨夜は職場の人と飲んだ。ちょっとした騒動の片がついた慰労会のような飲み会であった。久しぶりにお酒をたくさん飲んで、自分のことなども色々話しすぎてしまって、一晩明けてちょっと後悔。今日は二日酔いになるかなと思ったけどそれ程の不調はなかった。 …

4月18日の日記

朝から身体がずっしりと重かった。体重もすごく重い。あまり変動しない方なんだけどなあ。今日の仕事はまずまずの捗り。予定よりも進めることができたものもあってまあこんなもんで満足しておこう。ちょっと心配したこともうまく収まってくれてホッとした。…

4月17日の日記

昨日あんまりよく眠れなかったから朝はいつにも増して辛かった。今日の予定と目標をぐるぐる考えて。なんかちょっとびっくりするというか変な事件も起こったりして。でも事件が起こるとちょっと無駄に頑張れちゃったりして。ある程度目標をこなして早めの帰…

読書記録:済東鉄腸「千葉ルー」

済東鉄腸の「千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話」を読んだ(2023年10月30日読了)。 千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説…

4月16日の日記

今日を超えたら今週はこっちのもんだよ。なかなかハードな予感がしたんだけど終わってみたら平和な一日だった。まだまだ手付かずのTODO。やってもやっても湧いて出てくるのがお仕事。みんな、お疲れい。またなんらかのマッサージに行きたいな(体重も戻った…

4月15日の日記

本日代休。休みに良し悪しはないのだけど、連休だとさらにうれしい。昨日も休みだったんでうれしい。チャーハンが食べたかったのだけど、お昼は鶏肉のフォーとなった。それ自体は問題なく美味しかったんだけど、やっぱりお米とチャーハン欲が満たされないま…

4月14日の日記

日曜日。ゆっくり起床して昨日の文章を少し手直し。なんだか知らないけど、お片付けモードが行きすぎて模様替えのようなことを始めるけど納得が全然いかず。棚を押したり引いたり、机の向きを変えたり戻したりした。どうしたらいいのだ。わからない。積読を…

4月13日の日記

今朝もいつも通り強烈に眠かった。仕事の日。いっときに比べたら忙しさもそれほどでもないがまあまあやることたくさん。空気清浄機の作動音が耳鳴りと同期して耳が聞こえなくなったり眩暈がしたりして疲労を感じた。終業時には這々の体。訳あって(?)東畑…

読書記録:森田真生「数学する身体」

森田真生の「数学する身体」を読んだ。 本書は森田真生の初の著書。本書で森田真生は最年少で小林秀雄賞を受賞。 本書のテーマは数学の身体性だ。数学は端から身体を超えていこうとする行為でありながら、それはただ単に身体と対立するのではなく、身体の能…

4月12日の日記

嫌な夢だった。割と現実に根差した絶妙に嫌な夢を見ることがある。それか、明らかに過去に嫌だった経験が反映されている夢を見たりとか。大体が迷う、わからない、決まらない、それによって何かが間に合わない。それか綺麗なトイレが見つからない。 今日の読…

4月11日の日記なのか

眠かったなあ、今朝。今日の読書は森田真生の「数学する身体」できれば読み終えたいなあと思っていたけど、無理そう。内容はすごくエキサイティング。 数学する身体(新潮文庫) 作者:森田真生 新潮社 Amazon 第1章では思考することと行為することの分かち難…

読書記録:チョ・ナムジュ「82年生まれ、キム・ジヨン」

チョ・ナムジュ著、斎藤真理子訳「82年生まれ、キム・ジヨン」を読んだ(2024年2月19日読了)。 これを読んだきっかけは、頭木弘樹編のアンソロジー「うんこ文学」に収録されている、ヤン・クイジャ著、斎藤真理子氏の新訳による「半地下生活者」を読んだこ…

4月10日の日記

7時台には覚醒していたが、休日ということでやっぱり8時過ぎの起床。 カフェラテを淹れて昨日読みきれなかった「宇治拾遺物語」を読み切る。時代設定がハッキリしない話も多いという宇治拾遺物語。町田康の訳では「けっこう前」「かなり前の話」など「前」の…

4月9日の日記

昨日は晩ご飯を食べた後、スマートフォン片手に寝そべった挙句、毛布までかけて12時30分まで寝ていた。なんたることか。予定の読書が進まず、今日はお休みだからなんとか取り戻したい。朝から「地上で僕らはつかの間きらめく」の書評をいくつか確認。詩情か…

4月8日の日記

月曜日だけどそんなに辛くないのは今週は代休があるから。代休ヤッホー。体重はまさかの近年最小値を更新。どうした? 朝ごはんは味玉ごはん。セブンのお惣菜の味玉とご飯が合うよね。栄養バランスは知らんです。通勤時、町田康訳の「宇治拾遺物語」を読む。…

4月7日の日記

昨晩は居間でだらだらごろごろとして12時半ごろ布団をかぶる。中途覚醒多分なし。 7時ごろ目が覚めて、8時起床。体重は昨日から+300gだけどいつもよりは軽い。やっぱり脚のラインがすっきりしている気がする。むくみが取れたのか。そう思っておく。 朝ごはん…

読書記録:橘玲「世界はなぜ地獄になるのか」

橘玲の「世界はなぜ地獄になるのか」を読んだ(4月3日読了)。 序文で著者は“リベラル”を「自分らしく生きたい」という価値観と定義している。近代以降、人類史上とてつもなくゆたかで平和な時代が到来し、「自分らしさ」を追求できるようになった。反面、あ…

4月6日の日記

寝汗をかいて目が覚める。3時。 首筋と髪の生え際の汗をTシャツの裾と枕に敷いたフェイスタオルでそれぞれ拭って再入眠を待つ。 8時に覚醒。9時に起床。寝過ぎた。今日の体重が少なくて小躍り。このままキープしたら今年の目標達成だ。とにかく急いで身支度…

マッサージ(初)に行った日記。

いつも寝起きが辛かった。首の後ろ側の筋がこわばって、首と頭の繋ぎ目に小石が詰まっている感じ。ここ数ヶ月、頭の痛い問題を抱えてもいた。この戦いの先が見えなかった。解放されたい、肩の荷を下ろして頭も軽くなりたいと思っていた。 ここは、マッサージ…

読書記録:オクテイヴィア・E・バトラー「キンドレッド」

オクティヴィア・E・バトラーの「キンドレッド」を読んだ。 【あらすじ】主人公の黒人女性デイナは26歳の誕生日に19世紀初頭の南部アメリカにタイムスリップし、白人少年ルーファスの命を救う。以降、ルーファスが危機に陥る度にデイナは彼の時代にタイムス…

愛憎の魔物を喰らえ!読書記録:金原ひとみ「マザーズ」

金原ひとみの「マザーズ」を読んだ。 文庫にして600ページ超の長編。かなり読んだと思ったのに20%も進んでいないと知った時、この小説は「すげー長い」と思った。40%くらいの時点では「なんかずっと同じこと書いてる」と思った。50%まで進むと引き返せな…

大人ってなに?そう思って生きてきたの。読書記録:燃え殻「ボクたちはみんな大人になれなかった」

燃え殻の「ボクたちはみんな大人になれなかった」を読書会のために読んだ。 読書会の課題図書っていうのは自分だったらまず手に取ることがないようなもので、少なくとも次に読もうと思うようなものではなくて、人々の好みの多様さや世の中に存在する本の夥し…

悪口って好き?嫌い?

【過去の読書記録】悪口ってなんだろう/和泉 悠 とても易しく簡潔な文章で、読みやすかった。 パート1 悪口はどうして悪いのかパート2 どこからどこまでが悪口なのかパート3 悪口はどうして面白いのか上記の3つのパートがあり、私は特にパート1とパート2に…

Netflixで三体の配信が始まった感想

Netflixで三体の配信が始まったよ。三体見るために、年末にHuluから乗り換えてクイーンズギャンビットとかクイアアイとか見ながら待ってたよぉ。 現在8エピソードが配信されていて、1エピソードがだいたい1時間くらいかな。 制作の気合いを感じる美麗な映像…

セクス連呼厨大江の物語

タイトルはAIでつけてみた。ひどいな。2024年になってた。びっくり。新年度になるので気持ち新たに。 今日の読書記録「死者の奢り・飼育」大江健三郎初めまして大江。大江は性器のことをセクスと云うのだ。セクス連呼厨大江。 表題作「死者の奢り」医学部の…

2020年になってた

すっかりうっかりしてしまっていた。 1月も過ぎ去り、2月も終わろうとしている。 2月のはじめごろにこの記事を書き始めたのだけど、iPadで作業中に大部分が消滅した。書き直す気力が起こらずに、2月も今週で終わりだ。 2020年の6分の1で、いったい何をしてい…

「あの素晴らしき七年」と「クネレルのサマーキャンプ」を読んだ感想

最近の読書。 「あの素晴らしき七年」エトガル・ケレット(新潮クレスト・ブックス) 「クネレルのサマーキャンプ」エトガル・ケレット(河出書房新社) ケレットはほんの数ページで独特で奇妙な設定やあたたかみに満ちた皮肉、無頓着で残酷な純真さにほんの…

「ゆるくても続く 知の整理術」を読んで考えたこと

本日の読書。 「ゆるくても続く 知の整理術」pha(だいわ文庫) 知ることは楽しい。「なぜだろう」「どうなっているんだろう」という疑問に、ひとすじの光がみえるだけでも心がときめく。 読書のよろこびの大きな要素は、今まで見えなかったものが見えるよう…